自由気ままなITメモログ

パソコン、サーバー、モバイル関連等の情報・Tipsを、不定期で綴るメモ集です。

Google Apps(無償版)を使ってみる

2012年12月8日を持って、Google Apps無償版の新規提供が終了がアナウンスされました。
既に利用している方は、継続利用可能のようです。

  • 独自ドメイン取得直後で、設定を行うことを想定しています。
  • 既にメールサーバー等を立ち上げており、MXレコード等を設定している場合は、それらを削除するなど、対応が必要です。

Google Appsとは何か?

  • Googleが提供しているサービス(Gmail, Googleドキュメント, Googleカレンダー等)を、独自ドメインで利用出来るサービスです。
  • ドメインごとにユーザー管理ができるため、企業や、グループでの利用に向いています。
  • 個人、法人問わず、広く使われているGoogleサービスを独自ドメインで使用できる。素晴らしい。
  • なんといっても、迷惑メールがほぼ来ない、Gmailを独自ドメインで利用出来るのは、非常にメリットがあるといえるでしょう。

Google Apps(無償版)とは?

  • 無償版は、企業向けに提供しているGoogle Apps for Businessと異なり、作成できるユーザーアカウントが10アカウントに制限されています。
  • また、Gmailのメールボックス容量が、普通のGmail容量である7GB程度となります(business版は25GB)。
  • その他、法人向けのサポートサービスなどがありませんが、個人等で利用するには十分でしょう。

登録方法

  1. まず、料金 – Google Apps for Businessにアクセスします。Googleなどで検索をかけると、「Google Apps for Business」が上にくることが多いので、間違えないようにしましょう。
    • 【2012/07/25追記】Google Apps無償版の直接リンクが無くなったようです。Google Apps for Businessの料金ページから「Google Apps 個人と小規模チーム用」の申し込みができるので、そちらからどうぞ。
  2. ページ右上の「今すぐ開始」をクリック。
  3. 独自ドメインを既に取得してあれば、そのドメイン名を入力。この画面から、Google経由で取得することも可能。
  4. 管理者の名前、連絡先電話番号等を入力して、規約を読んだ上、次の画面へ。
  5. 以上で、初期登録は終了。

お名前.comでのDNSレコード追加・変更方法

  • お名前.comでは、「レンタルDNSレコード設定」サービスを無料で提供しており、お名前.comで取得したドメインなら、自前のDNSサーバーなしにDNSレコード設定ができます。
  • お名前.comの「ドメインNavi」にログインし、「レンタルDNSレコード設定」ページでレコードの追加・変更を行いましょう。
  • なお、そのページにも注意書きがありますが、「レンタルDNSレコード設定」サービスを利用するには、デフォルトで設定されているお名前.comのDNSサーバーではなく、「レンタルDNSレコード設定」サービス用のDNSサーバーに変更する必要があります。
  • 画面に従えば、この変更も手軽にできるので、特に困ることはないと思われます。

独自ドメインの所有権チェック

  • Google Apps登録者が、本当に独自ドメイン所有者かどうか、チェックを行います。
  • 対応している方法は、次のとおり。
    • DNSのTXTレコードに、指定されたTXTレコードを登録する。
    • 指定されたHTMLを、独自ドメイン直下のWebサーバーにアップロードする。
    • 指定されたメタタグを、WebサーバーのHTMLコードに追加する。
    • Google Analytics経由で認証する。
  • 独自ドメイン取得直後であれば、一番上の所有権チェックが簡単だと思います。
  • 私自身、TXTレコード追加の方法で、チェックを行いました。レコードを反映させてから、10分〜20分ほどで確認が通りましたが、これは、浸透するまでに時間がかかる(最大48時間ほど)場合もありますので、気長に待つとよいでしょう。もちろん、TXTレコードの入力ミスの可能性も否定出来ないので、レコード登録の際には、入念にチェックを。
  • 無事、チェックが通れば、各種Googleサービスの設定や、ユーザー登録などが行えるようになります。

独自ドメインでGmailを利用出来るようにする

  1. トップメニューから、ダッシュボードを選択し、ページ下部にある「メールを有効」をクリック。
  2. 追加すべきMXレコード等が書かれているので、指示に従ってレコード登録をします。
  3. 追加で、TXTレコードに、SPFレコードを追加しておくと、偽装メールを防ぐことができます。
  4. MXレコードを登録したら、「以上の設定が終わりました」的なボタンをクリックすると、MXレコードのチェックが始まります。このチェックは、MXレコードの浸透の具合により、最大48時間かかりますので、これまたゆっくり待ちましょう。
    • 参考までに、私は2〜3時間でメールが有効になりました。

「メール」機能にカスタムURLを割り当てる

  • 初期状態では、メール機能にアクセスするURLが「https://mail.google.com/a/[独自ドメイン名]」となっています。
  • これを、「 http://mail.[独自ドメイン名] 」でアクセスできるようにしてみます。
  1. トップメニューから「設定」をクリックします。
  2. 左メニューから「メール」をクリックします。
  3. 「Webアドレス」項目の「URLを変更」をクリックします。
  4. (カスタム)の方にチェックを入れ、お好みの文字列を入力し、「次へ進む」をクリックします。
  5. DNSレコード設定の方法が出るので、指示に従い、CNAMEレコードを登録します。
  6. DNSレコード情報が浸透すれば、設定したURLでアクセスできるようになります。
    • ちなみに、私は即時反映されました。
カスタムURL設定後の404エラー
  • なぜか、カスタムURLにアクセスすると、Googleロゴと共に404エラーがでることがあります。
  • Googleロゴが出ている、ということで、DNSの設定はうまく出来ていると考えられ、Google Apps側でうまく設定がかみ合わないことがあるようです。
  • この状態になってしまったら、下記手順で復旧できます。
  1. カスタムURLの設定を、一度デフォルト設定に戻します。
  2. そして、再度、改めてカスタムURLの設定を行います。
  • これだけで、嘘のように直りました。不思議。

とりあえず、ここまで完了。細かいことはその都度書くつもりです。